【QLD22日】 オーストラリアは検疫の厳しさで広く知られる。ブリスベン空港でチキンサンドイッチを申告し忘れ、女性が罰金3,000ドルを科された。
ニュージーランド人のジューン・アームストロングさん(77)は今年5月2日、留守中の友人宅を預かる目的でブリスベンに到着した。年金受給者のアームストロングさんは、クライストチャーチで午前4時発のフライトを前に、チキンとレタスのサンドイッチとマフィンを購入した。マフィンは食べたがサンドイッチは機内で食べるつもりでバッグに入れ、飛行中は寝てしまった。申告書に処方箋について記入したが、サンドイッチに関してはすっかり忘れていた。
サンドイッチを見つけた税関職員に捨てるよう頼んだが、戻ってきて「12ポイント。3,000ドル」と言い渡された。冗談と思ったが、本当の罰金とわかって涙を流した。別の職員に28日以内に訴えるよう強く促され、初めての違反であること、サンドイッチが未開封であったこと、罰金の高額さ、メンタルヘルスへの影響も訴えたが、回答は得られず罰金を受け入れた。
農業・漁業・森林省の広報官は、「肉類であるチキンサンドイッチの持ち込みには輸入許可証が必要で、罰金も高い」「密封容器を含み、許可証なしで缶詰以外の肉類の持ち込みは禁止されている」と説明する。
高額な罰金を科されたのは外国人だけでない。オーストラリア人のジェシカ・リーさんも昨年7月、シンガポールで買ったサブウェイのサンドイッチを申告し忘れて罰金2,664ドルを科された。
国内に持ち込まれるすべての食品が申告されなければならない。申告しなければ、最高で罰金6,260ドルが科せられ、ビザ保持者はビザをキャンセルされる可能性もある。昨年度、オーストラリアに1,600万人以上が入国し、バイオセキュリティ―の条件違反で通達1万件以上が発令された。
ソース: news.com.au – Grandmother who forgot to declare chicken sandwich cops $3000 fine at Brisbane Airport