【NSW23日】 NSW州のカー教育相は23日、全国の都市で高校生や大学生がパレスチナ支持を表明するデモ行進を計画していることを受け、デモ行進に参加するために学校を休まないよう呼びかけた。
メルボルンでは23日、数百人の高校生がデモに参加。シドニーでは24日、シドニーCBDのタウンホールやウーロンゴンでデモ行進が予定されている。
カー教育相は2GBのラジオ番組に出演し、「いろいろな人が幅広い事柄に熱心であることは理解している」とする一方、「学校は行かなくてはならない」と話した。
さらに、大学生がSNSなどでデモへの参加を促していることについて、「自分の領域からはみ出さないで」と述べ、高校生まで巻き込むべきではないとの考えを示した。また、大学生が学校の外でビラを配っているケースもあるとし、最終学年を迎える生徒は「集中すべき重要なことがある」と述べ、勧誘活動について苦言を呈した。
NSW州のミンズ首相も同様に、「世界を変えたいのならば教育を受けることだ」、「だからこそ私たちは世界水準の公的教育システムを持っている」、「学校を敵視してストライキを起こすことは、教育について間違ったメッセージを発信していると思う」と述べた。
デモは米国、英国、カナダを含む他国で行われている同様のデモに触発されたもので、主催者は生徒の声に耳を傾けてもらえることが目的と説明した。
ソース:news.com.au-‘Be at school’: NSW Education Minister’s warning as students in NSW, Vic prepare to walk out to support Palestine