政治

2050年までの炭素排出量ゼロ義務に NSW

【NSW30日】  NSW州政府は30日、2050年までに炭素排出量を正味ゼロ(ネットゼロ)とし、2030年までに炭素排出量を半減することを義務付ける法案を可決した。緑の党と野党は2035年までに2005年比で70%削減するという目標を追加した。現在、NSW州が達成している排出量削減の割合は2005年比で18%となっている。

法案はまた、独立のネットゼロ委員会を設置し、目標達成に向けた州の進ちょく状況を監視・報告することとしている。また、同委員会は議会への年次報告書の作成と州政府への気候変動対策に関する提言を行う。

NSW州政府のシャープ環境相は法案について、「気候変動の問題に真剣に取り組み、現政権および未来の政権が目標達成に責任を持つ」という政府の姿勢を反映したものであると述べた。

法案は当初、29日夜に下院で可決される予定だったが、カンマをフルストップに変更する必要があるなど、2つの追加修正により30日の朝に上院に戻されることになった。シャープ環境相は、「法案がよく練られることは重要であり、文法もまた重要だ」と述べた。

 

ソース:news.com.au-NSW passes climate change Bill to legally commit to 2050 net-zero target

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