【NSW2日】 東海岸で牡蠣養殖の2大産地からの牡蠣の供給が脅かされており、今年のクリスマスの食卓には、オージーのクリスマスの食卓の定番である牡蠣が並ばないかもしれない。
このニュースは、同州の関連当局がシドニー産ロックオイスターとして知られる産地の一つと「胃腸に似た病気」との関連を調査していることが明らかになったことを受けて発表された。デイリー・テレグラフ紙によると、NSW州中北部沿岸のフォスターとタンカリー近郊に位置するウォーリス湖の牡蠣が、当局によって先月17日から収穫と販売が停止されており、現在調査中だという。
牡蠣は生息する水を濾過するため、水質が大きな影響を与えることがあり、水路のバクテリアや塩水レベルが影響を受けると、収穫のためにリースが閉鎖されることがある。州第一次産業省は「ウォーリス湖産の牡蠣の安全が確認されるまで閉鎖される」とし、打撃を受けた牡蠣生産者は「クリスマス前に閉鎖は最悪のタイミング」だとしている。
一方、豪雨と洪水により、同州南海岸の牡蠣漁業が閉鎖されており、シドニー以南のすべての河口では、クリスマスまであと数週間となっているにもかかわらず、牡蠣の収穫ができなくなっている。南海岸の閉鎖された河口は、同州の牡蠣生産量のほぼ60%を占めている。
影響を受けた牡蠣養殖業者は「ここ数日で降雨量は250ミリにも上り、水の塩水レベルが上がるまで牡蠣の収穫はできない。クリスマスに間に合うかどうかはわからない」とし、「地元の牡蠣養殖業者の多くは、クリスマス前後は牡蠣が売れるピーク期で、この時期のキャッシュフローに頼っている。大きな経済的打撃になるし、クリスマス用の牡蠣が品薄になる可能性がある」と述べた。
ソース: news.com.au – Floods threaten supply of oysters for Christmas