【ACT5日】 国内の家賃は来年も上昇を続けると予想される。供給される住宅不足が主な原因とされ、移民が増えればさらに状況は悪化する。
比較サイト「ファインダー」によると、来年国内で賃貸料金が最も上昇すると予想されるのは、WA州パースの9.5パーセント。パースで一戸建てを借りるのに必要な最低世帯年収は10万8,000ドル、アパートは9万5,000ドルだ。賃貸料金の上昇が最も少ないのはTAS州ホバートの3パーセント。
同サイトで消費者調査を担当するグラハム・クック氏は、「資金不足なのは住宅ローン所有者だけでない」と話す。賃借人の42パーセントが家賃の支払いに困窮しており、住宅ローン返済者の37パーセントを上回る。金利引き上げの影響は住宅ローンに焦点が充てられがちだが、賃貸料金の引き上げによって賃借人への影響も大きい。
オーストラリア連邦準備銀行(RBA)は5日、政策金利を4.35パーセントに据え置くと決定した。昨年5月に金利の引き上げが始まってから、60万ドルの住宅ローンの月の返済額はおよそ1,349ドル増えた。年1万6,000ドル以上の計算だ。
ソース:news.com.au – Rental prices expected to climb across Australia in 2024