【VIC16日】 オーストラリア統計局(ABS)が実施した最新の国民の健康に関する調査結果によると、成人人口の4分の1以上が、1日のアルコール推奨量を超過しており、肥満率も過去20年間で最高記録だったことが明らかになった。
国内の公式健康ガイドラインでは、ガンなどの疾患の発症リスクを避けるため、成人の飲酒量は週に10杯以下と推奨されているが、成人人口の27%が週に10杯以上摂取しているという。結果によると、18歳から24歳の若者が推奨量を超過している割合が最も高く、3人に1人以上が週に10杯以上、または1日に5杯以上飲酒している。
過去20年間において、アルコール消費量は減少傾向にあったが、過去4年間では、アルコール関連の死亡者数は毎年増加しているというデータがある。ガン協会によると、アルコールは毎年3,500人近くの新たなガン診断の原因となり、2,000人以上の死亡につながっている。
また、国民健康調査では、肥満の割合が1995年以来ほぼ倍増しており、成人の3人に2人が肥満であることも明らかになった。国内では現在、成人のわずか6.5%しか1日の推奨野菜摂取量を食べておらず、10人に4人以上が、果物を1日2皿未満しか食べていない状況だという。
ABSの健康統計ディレクターのロバート・ロング氏は、「統計によると、私たちは毎日平均69分の運動をしており、半数近くの人が1日の勤務時間のほとんどを座って過ごしている」と述べている。
ソース:news.com.au – Dire figures reveal more than a quarter of Australians exceed alcohol limits while obesity rates reach record high