【VIC20日】 コンビニエンスストアチェーンのセブンイレブンは20日、店内に設置されているATM機を今後段階的に撤去する方針を明らかにした。国内では現金ではなくカードで支払いを行う人が増えており、同社はこれに応じた措置と説明している。
セブンイレブンは現在、全国に762店舗を展開している。セブンイレブンはATM機の撤去について、「我々の提供するサービスが進化するにつれて、一部の商品やサービスは姿を消し、新たに需要の高い商品に場所を譲ることになる」と説明した。
国内においても現金は希少なものとなってきており、今回のセブンイレブンによる決断はオーストラリアをキャッシュレス社会へとさらに前進させることになりそうだ。
銀行もまた、現金引き出しを控えたりATMの閉鎖を推し進めている。スーパーマーケットでも、顧客による現金引き出しの限度額を引き下げざるを得ない状況となっている。ウールワースは今年9月、現金引き出しの限度額を500ドルから200ドルに引き下げ、10月には買い物をした場合にだけ現金が引き出せるよう変更を行った。
銀行によるサービス低下を調査している上院議員のジェラード・レニック氏は、「スーパーマーケットは銀行ではない」とし、限度額引き下げを支持する一方、「銀行は営業を続け、銀行取引とサービスを提供する社会的義務がある」と述べた。
ソース:news.com.au-7-Eleven convenience stores phasing out cash withdrawal for customers