【NSW21日】 クリスマスと新年のホリデー期間を前に、NSW州や首都特別地域(ACT)で22日から、交通取り締まり制度のダブルデメリット・ポイントが適用となる。両州の取り締まり実施期間は2024年1月1日午前0時まで。スピード違反、運転中の携帯電話の使用、シートベルトやヘルメットの非着用などが処罰の対象となる。
NSW州とACTでは取り締り期間中、携帯電話の使用で摘発されたドライバーは325ドルの罰金を科される。NSW州ではデメリット・ポイント(減点)の有効期限は摘発された日から3年となっている。
一方、QLD州は加点方式を採用。ダブルデメリット・ポイントがNSW州やACTのようにホリデー中に限定されていない。特定の違反を繰り返した場合、2回目の違反が最初の違反から12か月以内であれば2倍のポイントが加算される。例えば、運転中の携帯電話の使用では4点が加算され、1年以内に2回目の違反を犯した場合は2回目の違反に対する4点に加え、さらに4点が加算される。
WA州では減点方式で、取り締まり期間は12月22日から1月7日まで。スピード違反や飲酒運転などに加え、スピードカメラの検知を回避するための装置を使ったり、カメラによる検知を回避するような危険運転も規制の対象となり、14点と大きい減点となる。
国内では今年、NSW州、VIC州、SA州で交通事故による死者が急増し、NSW州だけで350人が命を落とした。VIC州では287人と前年比22.6%増加。SA州でも死者数は前年同期比で30人を超えている。
VIC州、SA州、TAS州、NT準州ではダブルデメリット・ポイント制度を実施していない。
ソース:news.com.au-Aussie drivers warned of hefty points and fines for dangerous driving Christmas holiday period