【QLD21日】 QLD州で発生した大洪水による影響で今後、果物やシーフードの価格が上昇しそうだ。同州北部では2,000ミリメートルの降雨を記録し、輸送トラックが利用する高速道路が機能を失うなど大きな被害が出ている。
QLD州農業者連盟のシェパードCEOは生産者にとって損失の規模は壊滅的とし、「洪水の影響を受けていない農家は一つもないだろう」と述べた。また、「バナナ、マンゴー、パパイヤ、メロンなどの夏果実、クリスマスランチに人気のエビやバラマンディに加え、アボカドやサトウキビがすでに不足しているようだ」と話した。
シェパードCEOによると、マンゴーは大豊作だったが果樹園が完全に浸水し、樹木は根こそぎ流された。農家は停電にも見舞われたという。クリスマス用のエビの収穫はすでに行われているが、何らかの影響はあるとの見方を示した。
同CEOはさらに、「QLD州北部産の新鮮な果物の値段が少し上がったとしても、美しい果物が手に入ることがどれだけ幸運なことかを考え、購入してみることをお勧めします」と述べた。価格上昇はほぼ確実とする一方、商品を購入することで農家を支援して欲しいと呼びかけた。
洪水の影響は収穫作業などを行う季節労働者にも及び、多くのバックパッカーやカジュアルワーカーが被災地を離れ、緊急の宿泊施設を求めているという。
ソース:news.com.au-Prices to soar, major supply shortage as Qld floods impact Christmas lunch favourites