政治

同性婚のウォン外相が挙式 首相も参列予定

【ACT27日】  連邦政府のペニー・ウォン外相は、2006年からパートナー関係にあるソフィー・アロアッシュさんと結婚式を挙げると発表した。同外相は同性婚を合法化するため尽力してきた。ウォン外相はアロアッシュさんと2人の娘をもうけている。

結婚式の詳細については極秘となっているが、連邦政府のアルバニージ首相、バトラー保健相、ウェザリルSA州首相らが出席する予定だ。

ウォン外相が初めて同性愛者であることを認めたのは、当選直後の2002年8月で新聞によって報じられた。同相は友人や同僚、支持者に自身のセクシュアリティを隠したことは一度もなく、伝記作家に「クローゼットの中にいたことがないのだから、カミングアウトする必要はない」と語った。

ウォン外相は2017年、同性婚が合法化となった際、「この国会にいるすべての人がオーストラリア国民の響き渡る声や平等や変化を求める声に耳を傾けたと願っている。公正のため、平等のために立ち上がってくれてありがとう」と述べ、活動家や同僚に抱擁され涙を流した。

ウォン外相はかつて、結婚を男女間の制度とする労働党の見解を尊重すると宣言したが、同性愛者の政治指導者でありロールモデルとみなされていたため、同性婚運動の中で大きな反発を巻き起こした。ただ、水面下では改革への取り組みを継続していた。

 

ソース:news.com.au-Senator Penny Wong is getting married

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