【VIC28日】 国内の民間医療保険会社のほとんどは、メディケアの対象とならない治療に支払われる「エクストラカバー」の請求期間が12月31日までとなっており、1日付でリセットされる。加入者は23年の未請求分を2024年以降に請求することは出来ない。加入者の中には年内に行った請求額が限度額に達していない人も少なくなく、未請求額の平均は一人当たり1,300ドルとなっている。
大手メディバンク・プライベートが販売する保険商品トップ・エクストラズは、年間の上限は1420.44ドルだが、加入者が2023年に請求した総額が300ドルであれば、残りの1,000ドル以上が未請求のままリセットされる。
医療保険商品の市場比較を行う、コンペア・ザ・マーケットのハンビルトン部長は、「業界全体で今年は保険料上昇率が平均2.9%だった」と指摘。「加入者が、使わないものに支払いを行っている状況は私たちが一番見たくないことだ」と述べた。
さらに、「歯医者に行くのを先延ばしにしている人、眼鏡の新調を先延ばしにしている人は、今年支払った保険料を最大限に活用するには時間切れが迫っている」と述べ、可能であれば31日までに請求を行うよう呼びかけた。
ソース:news.com.au-Health insurance extras cover set to reset on January 1, 2024