【NSW28日】 NSW州ウラーラ(Woollahra)市当局は、図書館を標的としたサイバー攻撃により個人情報が流出したことについて、図書館サービスの利用者に通知を行ったことが分かった。流出したのはログイン用パスワードのほか、連絡先情報やクレジットカードに関する情報の一部とみられる。
同市によると、サイバー攻撃は12月15日に発生した。外部ソフトウエアへのサイバー攻撃の影響でサービス機能が停止しているのは、ダブル・ベイ、パディントン、ワトソンズ・ベイなどの図書館。攻撃を受けたソフトウエアでは、書籍の予約、罰金履歴のほか、コンピューターや印刷、スキャンの利用を管理していた。
ウラーラ市のゼネラル・マネージャーのスウィフト・マクネア氏が図書館利用者に送付した電子メールには、「盗まれた情報は氏名、電子メールアドレス、携帯電話番号、固定電話番号、郵便番号など」とし、予約システムにアクセスするために使用される暗号化されたパスワードや一部クレジットカードの支払詳細も、数は少ないが含まれていると説明した。
同市の広報担当者によると、攻撃を仕掛けた人物は利用者の個人情報にアクセス出来た可能性があるとする一方、漏えいの範囲については現在のところ不明だという。
ソース:news.com.au-Thousands of residents in affluent Sydney suburbs affected by cyberattack