【NSW29日】 シドニーでは、大晦日恒例の年越し花火の準備がフォティ・ファイアーワークス・インターナショナル(Foti Fireworks International)の60人から成るチームによって進められている。シドニー市は今年の花火大会に620万ドルを費やし、世界で4億2,500万人以上が生中継を視聴すると予想されている。
花火は12日間をかけて準備が行われており、使用される火薬の量は8.5トン以上となっている。打ち上げに使われる機材はコンテナ18個分のほか、184か所の打ち上げ地点をつなぐワイヤーの長さは25キロメートルに達するという。
運営を支えているのは花火師のフォティ一族で、7代目のフォルトゥナート・フォティ氏はシドニーの大晦日の花火ショーに携わって今年で27年目となる。フォティ氏によると、一家は1973年から花火制作の仕事をしており、フォティ氏の3人の子ども、姪、甥、兄弟、いとこ全員が今年のショーに携わっている。
フォティ氏は長年の経験を経て、現在は毎年「今までで最高のショーだった」と思えるようになったという。今回のショーでは、全体を通して白、ピンク、ライム、シルバー、ゴールド、バイオレット、イエロー、濃いオレンジ、ブルーなど色とりどりの花火が打ち上げられる。
また、音楽の要素と調和するように調整されており、特別に作られたサウンドトラックと完璧にシンクロするよう綿密に計画されており、フォティ氏は「音楽に合わせて花火が踊っているように見えるような演出を目指す」と話した。
ソース:news.com.au-‘Best show we’ve ever done’: the staggering figures and family behind Sydney’s New Year’s Eve show