【ACT30日】 ニュージーランドのオークランド空港のある標識が、オーストラリア人にとって「自国を象徴する」デザートを、ニュージーランドのものだと主張しているとして「宣戦布告だ」と話題を集めた。
Redditでシェアされた写真には、「home is where the pavlova was really created」(故郷とは本当のパヴロヴァ発祥の地)と書かれており、このユーザーだけでなく、他のオーストラリア人たちもこの写真に反応を示した。
ユーザーらは「ニュージーランドはオーストラリアへの観光促進をしてくれている」「彼らは一線を超えた。エミューを動員するべき」「全力で対応する必要がある。ラミントンについてのプロパガンダが必要になる」などとコメントを残していた。
パヴロヴァは、焼いたメレンゲをベースにしてホイップした生クリームを詰め、様々のフルーツを飾り付けしたもので、ロシアのバレリーナ、アンナ・パヴロワに由来すると伝わっている。
オーストラリアでは、1935年にパースで、ハーバート・バート・サックスがパヴロヴァを作ったという考えに端を発している。一方で、ニュージーランドでは、無名のシェフがこのデザートを考案したという話が主張されている。BBCによると、この話は証明されていないが、オタゴ大学の食品人類学者ヘレン・リーチ氏は、オーストラリアが主張する年代より前にパヴロヴァと名付けられたデザートを3例発見したと主張している。
ソース: news.com.au – Auckland airport sign causes fury among Australians everywhere