国際

デンマーク皇太子妃 豪人初の女王に即位

【ACT1日】   デンマークのマルグレーテ女王は先月31日、恒例の年末演説で今月14日の退位を突然発表した。長男のフレデリック皇太子が王位を継ぎ、妻のメアリー妃はオーストラリア人では初めて女王に即位する。

83歳のマルグレーテ女王は1972年に即位した。デンマークは正式な戴冠式を行わないため、今月14日にコペンハーゲンのアマリエンボー宮殿でフレデリック皇太子の即位が発表される。

2000年のシドニーオリンピック中、タスマニア出身のメアリー妃はパブでフレデリック皇太子と知り合った。当時28歳のメアリー妃は広告代理店に勤務しており、パブで話した際も同皇太子の正体を知らなかった。メアリー妃はその後、オーストラリア市民権を放棄し、宗教を変更し、1年間の遠距離恋愛を経た後、デンマーク語と文化習得のためにコペンハーゲンに移った。2003年にマルグレーテ女王が2人の関係を公にし、2004年に結婚。12~18歳の4人の子どもを設けた。

メアリー妃はデンマーク王室に加わって以来、様々な慈善団体と連携し、移民保護やいじめ対策について積極的に発言してきた。熱心な公務とデンマーク語の習得で大衆の心をつかんだ同妃が女王に即位するというニュースは同国内でも大きな見出しとなり、歓迎された。

メアリー妃はクリスマスに家族とタスマニアにしばしば帰省している。今回も先月9日、12歳で双子のジョセフィン王女とビンセント王子とともに、シドニー空港で目撃された。

昨年4月は10年以上ぶりに公務でオーストラリアを訪問した。このときの最初の公務では、シドニー市職員とともにハイドパーク周辺2キロメートルを自転車で走った。また、デンマークからの一団を率いてオーストラリアの再生可能エネルギーへの転換について討議し、デンマークとつながりのある建設・輸送プロジェクトを訪問した。

ソース: news.com.au – Crown Princess Mary to become queen of Denmark as monarch abdicates throne

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら