【NSW6日】 NSW州では、浜辺に打ち上げられた謎のコカインが数回に渡り警察によって回収されたが、さらに50kgが発見されたことが明らかになった。
今週にはボタニーのビーチに流れ着いた39個のレンガが1つの小包から見つかり、40kg近い麻薬が発見されたほか、ノース・ボンダイでも元旦にパトロール区域内で小包が浮いているのをライフガードが発見している。
同州警察は、昨年12月22日以来、これまでに引き渡されたコカインは合計170kgとなったとしている。最初に発見された麻薬はそれより数日前だったが、シドニー北部のビーチからニューカッスルまで多くの場所に麻薬が流れ着くようになったため、警告を発したのはクリスマスイブだった。
現在までに、ブラックスミス・ビーチ、ペリカン・ビーチ、パンタルーン・ベイ、マゼンタ・ビーチ、アボカ・ビーチ、バレンジョイ・ヘッドランド、オーシャン・ビーチ、マンリー・ビーチ、ノース・ボンダイ、ボタニーで発見されている。
警察は、この貨物は南米からのもので、麻薬の密輸には貨物船が好まれて使用されるとの見方を示しており「麻薬組織のシンジケートが輸送コンテナを通じて多くの方法を使用しており、時には他の船舶に拾わせるために意図的に海中に投げ込むことがある。大量の麻薬が漂着しているのは、QLD州北部で熱帯性暴風雨が吹き荒れ、ここ数週間海が荒れて潮の満ち引きが激しかったためだろう」と説明している。
浜辺に打ち上げられた小包は、海に投げ出されたものなのか、何らかの事故で紛失したものなのかは不明だが、小包のいくつかにフジツボが付着していることから、しばらくの間水中にあったものと思われる。
警察では、ピットウォーターで麻薬を探していた2人組が水上警察に救助されたことを受け、残っている小包を探しに行かないように警鐘を鳴らしている。小包を所持して逮捕された場合、大量の商業用であることから禁固25年から終身刑となる。
ソース:news.com.au – More cocaine found washed up on beaches including 39kg haul