【NSW10日】 NSW州運輸省はシドニー中西部とCBDをつないで11月17日に新たに開通した、ロゼル・インターチェンジの上部に位置する公園、ロゼル・パークランド(Rozelle Parklands)について、9日に行われた調査の結果、庭土からアスベストが検出されたと発表した。これを受けて、NSW州政府は同公園を一時閉鎖することを決めた。
NSW州の運輸機関、トランスポート・フォー・ニューサウスウェールズ(TfNSW)は、汚染の程度を把握するため、土壌洗浄の専門家がさらなる検査を実施するとして、公園を一時的に閉鎖したことを声明で発表した。
現場で行われた大気質検査では、通常予想されるパラメーター以上の浮遊粒子は検出されず、汚染は「低リスク」であることが示されたもよう。
TfNSWは、NSW州保健局、職場安全を監督する規制当局のセーフワーク、環境保護局と協力し、現場の安全確保に努めている。
ロゼル・インターチェンジ・プロジェクトの請負業者である、ジョン・ホランドCPBジョイント・ベンチャーは、現場で使用された園芸用品が市内の他の場所でも使用されていないか調査を進めていると説明した。
アスベストは繊維性の高い物質で、吸い込むと肺に閉じ込められ、肺がんや卵巣がんの発症リスクが高まることが分かっている。
ソース:news.com.au-Asbestos discovered in mulch at newly-opened Rozelle Parklands