【NSW11日】 大手スーパーマーケットチェーンのウールワースがオーストラリアデー関連グッズについて、新商品を追加で販売することはないと発表したことを受け、一部の買い物客から不満の声が上がっているようだ。決定は系列のビッグWでも同様としている。
ウールワースの説明によると、祝日を1月26日とすることや、国内の異なるコミュニティにおいてオーストラリアデーの意義するところなどを踏まえ、向こう数年間でオーストラリアデー関連商品を段階的に減らすという。
同社の広報担当者は、「この日(オーストラリアデー)を家族や友人と集まる機会にしたい人が多いことは理解している」とする一方、買い物客が思い思いの方法でこの日を過ごすため、幅広い商品を用意していると説明した。
右派のアンガス・テイラー影の財務相はウールワースの決定に対し「失望した」とコメント。「我々を分断しようとする、この絶え間ない欲望は一体何なのか理解に苦しむ」と見解を述べた。また、昨年の国民投票での敗北はオーストラリアが「団結した国」であることの表れだと指摘した。
一方、連邦政府のアルバニージ首相は、「オーストラリアデーは美味しいラム肉などオーストラリア産のものを買うべき日であり、ファーストネーションの人々に敬意を表し、これらの人々にとって困難な日であることを認める日でもある」とする一方、「オーストラリア人であることの意味や、今後さらに良い国としていくため自分たちに何が出来るかを考える日でもある」と述べた。
ソース:news.com.au-Backlash over Woolworths decision to dump all Australia Day merchandise