生活

週185ドルの「部屋」 賃貸市場の厳しさ映す

【NSW11日】  SNS大手メタが運営するフェイスブックに「週当たりの家賃185ドル」と宣伝する広告が掲載され話題を集めている。シドニー南部マスコットの集合住宅において、「リビングルームで暮らす少年1人」を募集しており、「部屋」の写真には折り畳み式の仕切りで囲まれた場所にシングルマットが置いてある様子が映っている。

さらに2枚目の写真には入居者が使用できる洗面所とトイレが映っているが、広さはベッドが置かれた「部屋」よりもかなり広いことが分かる。ただ、ガス、Wi-Fi、水道、洗い物用洗剤はすべて家賃に含むとしており、「部屋」には利用が可能な電源もあるようだ。

掲載された部屋は今すぐ入居可能となっており、厳しい賃貸市場を考えると借り手はすぐ見つかりそうだ。

狭いスペースが賃貸物件として貸し出されているのはシドニーだけではないようだ。ニューカッスルのワンルーム(スタジオ)アパートは、ベッド上の棚に電子レンジが設置されているのが特徴で、週当たりの家賃は235ドルとなっている。

シドニーでは賃貸物件の空室率がここ数か月で1.7%まで低下し、一週間当たりの家賃の平均金額は750ドルと全国平均を170ドル上回っている。

 

ソース:news.com.au-A $185 ‘room’ that has been put up for rent highlights rental struggle

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