【NSW14日】 14日にデンマーク女王マルグレーテ2世が退位し、息子のフレデリック皇太子が国王に即位すると、オーストラリアのTAS出身のメアリー皇太子妃は王妃となり「まるでおとぎ話」だとオーストラリアでも注目を集めている。
昨年の大晦日に、マルグレーテ2世は即位52年目の節目に退位をすると発表し、国内外を驚かせた。83歳の女王は1972年に即位をしている。退位式典は午後11時30分(AEDT)、現地時間午後1時30分から始まる。
メアリー皇太子妃は、2000年のシドニー・オリンピック開催中、当時28歳の時に友人たちとシドニーのパブSlip Innを訪れた際に、フレデリック皇太子と出会った。未来のデンマーク国王は当時32歳で、自国のセーリングチームを応援するために来豪していた。
2人の運命の場所となった同パブでは、皇太子夫婦の即位に敬意を表し、ファンや国際的なテレビレポーターをもてなし、バーから生中継するためにあらゆる手を尽くしている。普段はメキシコ料理を提供しているが、この日は、次期国王にちなんで「エル・フレデリコ」と呼ばれる特別な燻製ホットドックも用意される。また、デンマークの蒸留酒アクアビットとアブソルート・ウォッカ、ライチ、レモン、バニラ、アクアファバをミックスしたシグネチャー・カクテル、There’s Something About Maryもある。
皇太子妃のファンだというジョアン・キングさんは、メアリー皇太子妃の物語は「まさにおとぎ話そのもの。彼女は素晴らしい人。タスマニア出身の王妃が生まれるなんて誰が想像したでしょう?」と喜びを表した。
メアリー皇太子妃は、王室メンバーとなって以来、様々な慈善事業に携わり、移民支援やいじめ撲滅にも取り組んでいる。また献身的に王室義務をこなし、デンマーク語を流暢に話すようになったことで、デンマーク国民たちを魅了している。
ソース: news.com.au – Sydney celebrates as Princess Mary about to become Queen consort of Denmark