【NSW18日】 オーストラリア国内でフルタイムまたはパートタイムで働く労働者のうち、今年転職を考えている人の割合が76%に上ることが、ビジネス特化型SNSのリンクトイン(LinkedIn)による調べで分かった。前年からは15%の増加となる。
同調査は、国内で働く1,000人を対象に行われた。難しい経済状況の中、労働者たちはより高い賃金、より良いワーク・ライフバランスを求め、転職を考えているようだ。また、積極的に求職活動を行っている人の52%は、現職とは異なる業界で仕事を探していることも分かった。
リンクトインのキャリア・エキスパートのデンゲート氏は、「2024年は、専門職の人たちが仕事選びの上で主導権を取り戻している」と述べ、より多くの人が職探しをしており、競争は厳しいものになるとの予想を示した。
さらに、調査によると多くの人が仕事に必要なスキルを習得することが難しいと感じており、特に人工知能(AI)の急速な発展による影響を受けている職種でその傾向が顕著だった。3人に1人は、自分が持っているスキルと自分が希望する仕事をどのようにマッチングすればいいのか分からないと回答した。
また、59%は仕事探しにフラストレーションを感じており、39%は求人応募を完了しても企業から返信がほとんどないと回答した。一方、採用担当者の87%は今年、雇用または労働力の拡大を計画していることが分かった。
デンゲート氏は、企業は求職者にとって最大のインセンティブを理解することが重要であり、それによって最高の人材を引き寄せることが出来るとアドバイスしている。
ソース:news.com.au-Sign attitude to work is changing as huge amount of Aussies plan big 2024 move