【WA18日】 WA州パースから北へ約20キロメートルに位置するマラルー・ビーチ(Mullaloo Beach)で18日、海中の藻類が大量発生しているとして、当局が海水浴客に海へ入らないよう警告したことが分かった。ビーチは数日間閉鎖される可能性がある。
マラルー・ビーチでは17日に、ライフセーバーがトリコデスミウム藻が大量発生していることに気づいたという。
海のおがくずとも呼ばれるトリコデスミウム藻は、水面に浮き上がる前に糸状または塊状に結合する。広大な面積を覆い、人体に害を及ぼすことはないと考えられているが、皮膚に軽度の炎症を引き起こす可能性があるため、生物多様性・保全・観光省(DBCA)が警告を発令した。
DBCAの広報担当者は、ここ数日、暑く穏やかな天候が続いたため、水中で藻が形成され、大発生につながった可能性が高いと説明。「海藻の中を泳いだり歩くことも避けるのが望ましい」と述べ、ペットも海藻から遠ざけるよう呼びかけた。また、藻に接触した場合には、すぐに真水で洗い流すようアドバイスした。
パースはここ数日、熱波に見舞われ、気温が40度を超える日もあった。ライフセーセービング・クラブは今後の予定について、2、3日中にさらなる検査を行い、その結果と助言を待った上で、安全が確認されれば地域住民にその旨を通達するとしている。
ソース:news.com.au-Perth’s Mullaloo Beach closed after algae outbreak