【SA26日】 SA州の農家で働く若者が25日、オーストラリアデーを翌日に控え、畑にトラクターを使って巨大なオーストラリア地図を描き、ネット上で注目を集めている。
畑に巨大地図を描いたのは大学で工学を学んだという、ハリー・シャスターさん(27)。アデレードから約60キロメートルの町フリーリング(Freeling)で農業に従事している。シャスターさんは地図を描こうと考えたきっかけについて、話題を集めることで自分が住む町を「地図上に載せる」ことだったと話した。
シャスターさんは120ヘクタールの土地に、オーストラリアの地図に南十字星と自分のイニシャルをあしらったデザインを描いた。作業についてシャスターさんは、「純粋に実験的なものだったので、実際に地面を耕すまで上手くいくか確信が持てなかった」と述べた。
また、トラクターで描くための準備として、数日前から、仕事が終わった後にGPSで設計図を作成し、当日はトラクターで約2時間かけて完成させた。
シャスターさんが巨大絵画を描くのはこれが初めてではない。昨年は、グーグル・アースで見ることができるひまわりを描いた。またその前年には、山火事の消火活動にあたった地元の消防隊に敬意を表し、大きな壁画をデザインしたものを描いたという。
シャスターさんは、「自分の出来る範囲で何が可能なのか、現場でどれだけ複雑なものを描けるのは試してみたかった」、「空から見て永遠に残るもの、今年のオーストラリア・デーでさらに一歩進んだものにしようと考えた」と述べた。さらに来年に向けて、「さらに複雑」なデザインを考えていることを明かした。
ソース:news.com.au-Farmer tills 60Ha map of the nation for Australia Day