【NSW1日】 シドニーの名門男子校とされるニューイントン・カレッジの卒業生や同校に通う生徒の保護者らが31日、2026年から女子生徒の受け入れを開始すると同校が発表したことについて、抗議デモを行った。創立160年となる同校は、キンディーから5年生で女子生徒の受け入れを開始するとしている。
デモに参加した男性は取材に対し、自分自身と息子が同校の卒業生とした上で、「孫の男の子をこの学校へ入学させたいと思っていた」と述べ、共学校になれば入学させることはしないと涙ながらに話した。
他の参加者は、「女子の前でどう振る舞うべきか、どのように見えるべきかに影響されることなく、成長過程において男子校で過ごすのは良いことだと考えてきて、160年後にそれが間違いだったというのはばかげている」と不満をあらわにした。
女性の参加者は、「(決定について)保護者に通知せず、保護者や生徒が自由に発言することを封じ込めた学校の決定に抗議している」と語った。
保護者たちのインタビュー映像はオンライン上で拡散され、X(旧ツイッター)での再生回数は200万回を超えた。X利用者の一人は、「大きな赤ん坊たちの言い分を聞くのは苦痛だった」、「孫が学校で女の子に会うかもしれないと泣くなんて」と、参加者を批判する声も上がった。
一方、デモ参加者を支持する声も少なくなく、「女の子に女子校という選択肢が必要なのと同じように、男子には男子校という選択が必要」や、「男子校が共学校になるなら、女子校も男子校になるべきなのか」などの声も寄せられた。
ソース:news.com.au-‘Man babies’: Coed protest at $40k-a-year Newington College mocked online