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ロリキートが空から大量落下 原因分からず

【NSW1日】  NSW州北部グラフトン(Grafton)周辺では、ここ一週間で200羽以上のレインボーロリキートが、ロリキート麻痺症候群(LPS)で空から落下していたことが分かった。落下したロリキートは野生生物保護団体(WIRES)などで手当を受けている。LPSの原因は現在まで解明されていない。

WIRESのクラレンス・バレー(Clarence Valley)鳥類コーディネーターのロビン・グレイ氏によると、保護された鳥は体重が少なく栄養失調で、多くが命を落としている。また、オーストラリア動物園やシドニー大学の教授が様々な検査を行っているが、今のところ原因について明確な答えは出ていないという。

ただ、グラフトン周辺でレインボーロリキートが大量に病死したのはこれが初めてではない。4年前には約1,500羽のロリキートが死んだが、原因は今も謎のままとなっている。

LPSは季節性の症状で、2010年に初めて確認されて以来、バンダバーグからグラフトンまでの地域で数千羽が死んでいる。通常、10月から6月にかけて発症し、12月から2月がピークとなっている。

野生動物の健康保護を研究するファーレン教授は、LPSプロジェクトに携わっており、病気への理解が十分でないと懸念。動物の健康に関わる重大な問題であり、危機であるとの見解を示した。さらに原因として、果物に付着しているバクテリアや菌類にさらされたことが原因との見方も強まっていると述べた。

 

ソース:abc.net.au-Lorikeet paralysis syndrome causing hundreds of birds to drop from the sky in northern NSW

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