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初回住宅購入者 12月のローン申請11%減

【ACT2日】  初めて住宅を購入する人によるローン申請件数は、昨年12月、9,491件と前月比11%減だったことが豪政府統計局(ABS)による統計で明らかになった。融資総額も5.5%減少し、総額48億ドルとなった。住宅価格が高騰する中、マイホームの夢を諦める人も増加しているようだ。

州別では、SA州で初回住宅購入者による新規住宅ローンの件数は2.6%増加した。TAS州とNT準州は5%以上の伸び率となった。QLD州は14.1%と大幅な減少を記録した。VIC州とNSW州はともに3.7%減少した。

建設業界団体のマスター・ビルダーズ・オーストラリアのデニータ・ウォーンCEOは、12月の落ち込みから、初めて住宅を購入する人が住宅ローン申請件数に占める割合は3分の1を下回ったことを意味すると指摘した。

ウォーンCEOはさらに、予想以上の金利上昇と住宅価格の上昇で初めて住宅を購入しようとする人は苦戦を強いられたと説明。さらに、賃貸価格が上昇したことで資金が目減りし、頭金を貯めるプロセスを遅らせたと分析した。

また、建築資材の価格がパンデミック前に比べて3分の1以上高くなっているとし、労働力不足と合わせて、建築資材の価格上昇が再び上昇すれば、新築住宅の在庫を拡大する努力に水を差すことになる可能性が高いとの見解を示した。

 

ソース:news.com.au-New loan commitments for first home buyers fall sharply in latest ABS figures

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