生活

4分の1が住宅・家財保険持たず 

【ACT19日】   生活コストが上昇しつづけるなか、国内で4分の1超が住宅保険や家財保険を持たない。全国で荒天が続くなか、保険なしでは莫大な費用が生じるリスクが伴う。

調査会社「Compare the Market」によると、回答者の26.5パーセントが住宅保険や家財保険をかけていない。住宅保険は建物自体に対し、家財保険は家具、衣類、家電製品など家の中のものを対象とする。

今年になってまだ2カ月だが、大嵐や雹、洪水やサイクロンによってすでに数百万人が影響を受けており、保険料が上がる可能性が高い。建設業界も材料費・人件費ともに上昇している。

住宅と家財を合わせた保険料の全国平均は、年1,741ドル30セント。天災や犯罪リスクが高い地域で料金は上昇する。

国内で、住宅・家財保険をかけていない人が最も多いのはNSW州の33.1パーセント。生活コストが全国最高のシドニーを反映する。逆に、保険をかけていない人が最も少ないのはSA州の14.7パーセント。VIC州は24.3パーセント、QLD州は24.9パーセントだ。

世代別では、ベビーブーマー世代とミレニアル世代はZ世代よりも保険をかける割合が大幅に高い。Z世代で住宅・家財保険を購入したのは半数未満の41.5パーセントだが、ベビーブーマーは85.1パーセント、ミレニアルは71.5パーセントと高い。親元を離れたての若い世代は、緊急時に高額な費用が自腹で必要になると認識していない可能性がある。

Z世代にとって、住宅市場の参入も厳しい。2022年の報告によると、25~39歳で住宅を所有する可能性は世代ごとに下がった。昨年の国内平均住宅価格は92万100ドル。一方で平均年収は10分の1の9万896ドルだ。

ソース:news.com.au – Aussies without home, contents insurance as wild weather and cost-of-living crisis bites

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