【WA20日】 移民政策の大幅な見直しのもと、連邦政府は現在最長3年のワーキングホリデービザの上限1年を検討している。WA州からは、ビザが1年に限定されれば国内東部と競ってバックパッカーを誘致するのが非常に難しくなると、懸念の声が上がる。
2016年のフェアワーク委員会の調査で、ワーキングホリデービザ保持者に対する不当な賃金未払いや搾取が多数報告された。これを受けて、連邦政府はビザの短縮を検討している。
WA州自由党のラブ党首は、「昨年、バックパッカーはWA州の観光事業や地方部に最大で3憶6,000万ドル貢献した」「多くの産業で、パンデミック以降数年続いた季節労働者不足の影響を今も受けている」「国内東部と競って彼らを誘致するのが難しくなる」と訴えた。
2022年7~12月にかけて、ワーキングホリデーメーカービザ11万1,000件が発給された。前年比2万3,000件増だ。
現行のビザ条件のもと、18~35歳のワーキングホリデーメーカーは、地方や遠隔地で88日間指定された仕事に従事すれば、2年目、3年目の滞在が許可される。
ソース:news.com.au – Proposed visa changes for backpackers could cost WA local businesses, tourism industry up to $360m