【NSW22日】 航空大手カンタス航空は23/24年度上半期の決算を発表し、税引き前利益が12億5,000万ドルと前年同期比13%減だったことが分かった。税引き後利益は8億9,600万ドルで、こちらも同13%減となり、純負債の総額は40億ドルとなった。
カンタスグループのバネッサ・ハドソンCEOは、サービス向上のため多くの取り組みを行っており、「初期の兆候は非常にポジティブだ」と評価。半期決算について「誇りに思う」と付け加えた。
ハドソンCEOはまた、顧客満足度のスコアは12月以降順調に回復しており、サービスや商品の改善も計画していると説明。投資を継続できる財務的な強さを持つことが大切だとし、上半期の全事業部門で好調な業績が出せたことは非常に重要」と述べた。
ハドソンCEOは、アラン・ジョイス前CEOが引退を2か月前倒しすると発表した後、昨年9月にCEOに就任。就任前に同社は、すでにキャンセルされたフライトをセール価格で販売した疑いで2億5,000万ドルの罰金支払いを求められるなど、波乱の数週間だった。
ハドソンCEOは、数百万人のオーストラリア国民が同社に信頼を寄せているとして、「我々は彼らの声にしっかり耳を傾けている」と話した。
ソース:news.com.au-Qantas’ half yearly results reveal $1.25 billion profit