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男女賃金格差に憤慨 ジャッキー・Oがスタジオ退出

【NSW27日】   人気ラジオパーソナリティーのジャッキー・O氏(49)が、自らのキスFM局がラジオ業界の中で男女間賃金格差が最も大きいと知り、番組中に退出した。

ジャッキー・O氏は、相方のカイル・サンディランズ氏と同等の給与を受け取るため強く闘ってきた。27日、同僚の女性プロデューサーの賃金が男性の半分と知り、「冗談でしょ?彼はどうしてそんなに支払われているの?とても怒れるわ」と話し、女性スタッフとともにスタジオを出た。

サンディランズ氏は、「(ラジオ局の)サザンクロス・オーステレオの賃金格差は5.9パーセント、ノバとスムーズFMは6パーセント。残念だが、最悪はキスFMの12パーセント」とリスナーに向かって話した。

サンディランズ氏もジャッキー・O氏とコンビを組み初めた当初、相方の賃金が著しく下回っていると知ってショックを受けたと明らかにした。1999年のサンディランズ氏の年収は25万8,000ドルだったが、同氏よりずっと長く番組を務めていたジャッキー・O氏はおよそ8万ドルだった。サンディランズ氏はその後、トゥデイFM局とトリプルM局を管理するキャシー・オコナー氏に対し、「僕の給料から差額を取ってジャッキー・Oに渡し、同等にしてくれ」と伝えている。

キスFM局は、パーソナリティのケイト・ラングブローク氏も相方のデイブ・ヒューズ氏より賃金が40パーセント低いと知り、去っている。ラングブローク氏は「彼と18年番組をやり、賃金について話したことはなかった。事実は私たちの関係を変え、私は去った」と話した。

連邦政府は今回初めて男女賃金格差のデータを提出するよう企業らに義務付けた。国内の男女賃金格差の平均は19パーセント。男性は同僚の女性よりも年1万8,461ドル多く賃金を受け取っている。

ソース: news.com.au – Jackie O Henderson storms out of KIIS FM show over radio station’s gender pay gap fail

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