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NSW州ビーチで水難事故増加

【NSW4日】   NSW州のビーチで水難事故の犠牲者が増えている。州政府は専門家による会議を設けて事故を防ぐ。

昨年7月1日からの8カ月で、同州で36人が水難事故で死亡した。前年は48人、その前も52人が犠牲になっている。

NSW州政府は、ディブ緊急サービス相が中心になって沿岸水域での安全に関する会議を開く。ビーチでの安全性調査、最もリスクが高いとされる文化・言語の多様な市民グループ(CALD)に向けた教育、ライフガードの監視がないビーチに支援が必要かどうかなどについて話し合う。

今年1月、セントラルコーストのマイケル・スネドンさん(享年39)が死亡した。地元に住むスネドンさんは6人の子どもの父親で、ライフガードのいないエタロング・ビーチで波に捕らわれた息子を助けようとして死亡した。他の海水浴客や近くにいた2台のジェットスキーがスネドンさんを海から引き上げたが、応答はなく現場で死亡が確認された。

NSW州サーフライフセービングのスティーブ・ピアスCEOは、「今夏、沿岸部で犠牲となった14人全員が、ライフガードのいない場所で死亡した」「パトロールのないビーチが危険であると、認識を高めることが重要」と述べた。同氏はまた、昨年7月以降同州で3,750人以上が海から救出されたとして、有償・無償のライフセーバーらの努力を称えた。

全国で水難事故犠牲者は前年比10パーセント増で99人に達した。26パーセントはクリスマスから新年の間に起こっている。

ソース: nsw.com.au – NSW to convene Coastal Water Safety Roundtable after 14 horror drownings this summer

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