【VIC13日】 オーストラリア国内の園芸業者や苗木の栽培業者がホームセンターのバニングスについて、大手スーパーマーケットと同様に不公正な取引を行っているとし、バニングスを含む大手販売店にも行動規範を適用すべきと訴えていることが分かった。
訴えているのはグリーンライライフ・インダストリー・オーストラリア(GIA)で、28億ドル規模の苗木業界を代表する組織だ。園芸業者向けに苗木を栽培し2万5,000人の従業員を雇用している。GIAは上院への提出書の中で、バニングスは巨大な市場シェアを占め価格や供給について口出しすることが可能と訴えた。
国内の商業園芸・苗木業者がバニングスの市場権力と同社の業者の扱い方について懸念を訴えるのはこれが初めて。業者団体は、バニングスなどが小売大手コールズやウールワースと同様に調査が行われるべきとの見解を示した。
GIAのケイブCEOは「バニングスが市場の支配力を乱用していると感じる事例が多々ある」と指摘。業者たちは報復を非常に恐れており、話し合いは内密に行なわれたと明かした。また、同CEOはバニングスやマーター10、イケアなどに供給している生産者も不公正な取引慣行から保護される必要があるとし、政府が園芸業者や苗木栽培業者を食品・食料品行動規範に加え順守を義務化すれば、保護することは可能との考えを示した。
ソース:abc.net.au-Plant nurseries accuse Bunnings of unfair trading practices at supermarket inquiry