【ACT20日】 野党保守連合は、国内線の遅延やキャンセル、荷物を紛失・損傷した航空会社に対し、支払いを課す法案を議会導入した。
航空会社に補償を求める法案は、保守連合のブリジッド・マッケンジー上院議員とディーン・スミス上院議員が導入した。遅延やキャンセル、旅客の荷物を紛失・損傷した航空会社に支払いを課すとともに、14歳未満の子どもは保護者の近くに座らせるなど、旅客に対する最低基準の扱いを義務付ける。
マッケンジー影の運輸相は「欧州連合、英国、カナダには補償制度があるが、国内の旅客は取り残されたまま」「公平さ、透明さ、消費者への敬意の問題だ」「海外渡航は消費者法で守られている。国内旅行者はなぜ同様に守られないのか」と話した。
パンデミック後、航空券の高騰や度重なる遅延やキャンセル、キャンセル済みの航空券と知りながら消費者に販売するなど、航空業界は大きな批判を浴びてきた。今年1月の夏季休暇中はおよそ3分の1の便がキャンセルまたは遅延した。1月のみで、カンタス航空とバージン航空の国内線1,305便がキャンセルされた。
カンタス航空は昨年、遅延やキャンセルした航空便に対する補償制度は航空券代金を引き上げるとして、これを退けた。
同社は先月、半期純利益8憶7,300万ドルを発表した。13パーセント減少だが、パンデミック以降航空券価格が下がった影響が大きい。
ソース:abc.net.au – Make airlines pay for cancelled flights and lost luggage, Coalition argues in ‘Pay on Delay’ bill