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クレジットカード詐欺被害 180万人と過去最高

【ACT20日】  オーストラリアで2022/23会計年度にクレジットカードの詐欺被害にあった人は180万人と過去最高となり、被害総額は22億ドルに達したことが、豪政府統計局(ABS)による最新統計で明らかになった。被害人数は前会計年度の170万人から増加し、一回の詐欺被害の平均額は1,200ドル超だった。

クレジットカードの情報が盗まれた結果、カードが使われたりお金が引き出された人は、年齢別では45~54歳が最も多く15~24歳が最も少なかった。また、被害にあった人の3人に1人は被害総額が100ドル以下だったが、6人に1人は1,000ドル以上だった。

詐欺にあったほとんどの人は銀行に被害届を提出し損失を取り戻すことが出来たため、純損失は4億7,600万ドルにとどまった。一方、詐欺によるカード支払いは増加したが、詐欺に巻き込まれた消費者数は約50万人と一年前に比べて減少した。

ABSの犯罪・司法統計局のミルン局長は、「架空請求やオンラインショッピング詐欺などの売買詐欺が最も多く、約20万人の人が被害にあっている」と述べた。また、個人情報の盗難は依然として多く、15万9,600人のオーストラリア人が同意なしに自分の個人情報を使用されたことも分かった。

 

ソース:news.com.au-$2.2bn stolen as credit card fraud hits 1.8 million Australians

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