【ACT22日】 運輸省研究局が発表した月次報告によると、2月は国内線のフライトが定刻通りに到着または出発した割合は平均73%と4便に1便の割合だったことが分かった。前年からは改善したものの、新型コロナウイルスの流行前からは依然として大きな遅れをとっている。
2月にキャンセルとなったフライトの割合は、全体の約4%と長期平均の2.2%の約2倍だった。
航空会社別でみるとヴァージン・オーストラリアの実績が最も悪く、予定時刻を送れての到着が全体の28.5%、次いでカンタスが27.3%だった。
キャンセルされたフライトの割合では、2月にパースで行われたパイロットによる大規模なストライキなどの影響でカンタスが5.8%と最も高かった。カンタスのオペレーションセンター長のディヘン氏は、「24時間ストライキが7回行われたことにより、550便近くのフライトをキャンセルせざるを得なかった」と説明した。また、ヴァージンのキャンセル数は年初に約312便、ジェットスターは175便と続いた。
また、定刻到着率はメルボルン―ダーウィン間が44%と最も低く、定刻出発率ではミルデュラ―メルボルン間が53%と最も低かった。
連邦政府の一部の議員は今週、クリスマス休暇中に国内便の30%近くがキャンセルされたという別のデータを受け、利用客はフライトの遅延やキャンセルの補償を受けるべきだと訴えた。ただ、連邦政府はこの連合上院議員によって提出された法案を指示することを拒否している。
ソース:news.com.au-Cancellations and delays continue to burden domestic travellers with 1-in-4 flights arriving or departing late in February, new transport data shows