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シドニー湾の海岸線 「見えない」大きな変化

【NSW23日】   シドニー湾の特徴が大きく変わったが、それに気づくのは難しいかもしれない。

NSW大学のチームとシドニー海洋科学研究所のチームが協力し、シドニー湾の海洋生物を救う画期的なプロジェクトを行った。Living Seawallsと名付けられたこのプロジェクトでは、海の構造を模したコンクリートパネルをシドニー湾の防潮堤に取り付けている。

防潮堤の構造を変更するだけで、これまでそこで生息できなかった150種以上の海洋生物が生息できるようになるという。同プロジェクトのメイヤー准教授は「シドニー湾の海岸線の半分以上がこの防潮堤によって改変されている。小さな海洋生物が隠れたり、生育することができる自然の岩礁海岸に比べて多くの生物を養うことができない」と説明した。

3Dプリントで作成された特注の防潮堤は、海岸線に沿って小さな海洋生物の生息空間を作り出すデザインになっているそれぞれ異なる質感で作られたパネルはモジュール式で、モザイクのように組み合わせることができる。シドニーに設置されて以来、Living Seawallsは海洋生物を36%増加させ、150種の魚、牡蠣、ムール貝が生息できるようになったという。

同准教授は「海景規模の復元は非常に珍しいケース。海洋保護とは単に海洋生物の保護だけではなく、介入することで、失われたものを積極的に回復することが目的。世界規模でより多くの生息地の復元達成のためにつなげていきたい」と語った。

 

ソース:news.com.au – World first behind change to Sydney Harbour

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