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NDIS利用者に過剰請求 悪質なプロバイダーを取り締まり 

【ACT24日】   連邦政府は、身体障害者保険制度(NDIS)の利用者に法外な価格を請求する悪質なサービス提供機関を通報するため、新たなタスクフォークを立ち上げた。

NDISの利用者と介護者、保護者ら宛に今週、利用者の権限や悪質なプロバイダーの対処に関する手紙が送られる。

オーストラリア競争・消費者委員会(ACCC)は、NDISの利用者に法外な値段を課す悪質なプロバイダーを取り締まる。ACCCは通常、料金に関する個々の苦情に対応しないが、新たな規制によってNDISのプロバイダーは“正当な理由なしに“利用者に高額な料金を請求できなくなる。違反が認められたプロバイダーには罰金や恒久的な事業禁止の処罰に加え、詐欺が疑われる場合は刑事制裁も科せられる。

消費者がタスクフォース(メール:pricehelp@ndiscommission.gov.au、電話:1800 035 544)に通報すると調査が開始される。

オーストラリア犯罪情報委員会(ACIC)は、搾取はNDIS全体の5分の1にも上ると見積もる。

ショーテンNDIS相は、「NDISを利用する障がい者を搾取する時代は終わった」「NDISがあるだけで料金を上乗せされるのは連邦法に反する。過剰請求が禁止されるようNDISのルールを変更した」と話した。

オーストラリア障がい者協会のマライケ・ジョンカーズ会長も「利用者は、金額に見合う価値のサービスを受けていると自信を持てるようになる」と話した。

ソース: abc.net.au – New NDIS taskforce to investigate providers overcharging disability participants

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