【NSW1日】 NSW州政府は、私有地に停めたキャラバンでの長期生活に対し、規制を検討している。
変更案のもと、私有地に停めたキャラバンの大きさが20平方メートル以上、または6か月以上電気や水を通している場合は、カウンシルの承認を得なければならない。母屋の住人が恒久的にキャラバンに住む場合は許可される。自然災害の被災者も、裏庭に設置したキャラバンにカウンシルの承認なしで最長2年住むことが許される。
スカリー州計画相は、「キャラバンパークや移動住宅に関する現在の規制が導入されてから30年になる」「小型住宅や移動住宅が恒久住宅として増える一方、カウンシルが地域の施設やインフラを計画できるようにしたい」と説明した。
セントラルコーストのエリン・ノリスさん(23)は、両親の自宅裏に停めたキャラバンで暮らす。ノリスさんは「多くの人、私の世代だけでなく祖父母の世代にとっても、手頃な価格の住宅オプションが無くなる」「賃貸は学生の私にとって高額すぎる」と話した。
移動可能式の住宅を販売するVanHomesのビト・ラッソCEOは、「今は変更不要。住宅危機を悪化させるだけ」「手頃な価格の住宅を増やそうと様々なイニシアティブを発表する一方で、規定を変更するようだ」とスカイニュースで話した。同社を利用する顧客の大半は、節約を試みる若い人、孫の近くに住みたい祖父母、精神疾患患者やDVの犠牲者だという。
ソース:news.com.au – Controversial proposed caravan reforms from NSW government