【VIC5日】 メルボルン大学は、非正規職員の研究者2人が給与をめぐり脅されていたことを認め、約7万5,000ドルの罰金を科せられたことが明らかになった。
フェアワーク・オンブスマンは、職員2人が契約時間外の労働に対する支払いを大学に請求したところ脅迫された、と訴えたため大学に対して法的措置をとっていた。2人は上司に未払いへの苦情を申し立てたが、上司は「契約時間外勤務の給与請求をするなら、来年のポジションは期待するな」と言われたという。1人は大学に再雇用されなかった。
フェア・ワーク法では、従業員が職場での権利を行使したことを理由に、雇用主が不利な措置を取ることは違法としており、クレイグ・ダウリング判事は、大学は2度に渡り同法に違反したと判断し、1度目は職員2人を脅したとき、2度目は1人が再雇用されなかったことだと述べた。
フェアワーク・オンブズマンのアンナ・ブース氏は「メルボルン大学の行為は、従業員の基本的権利に影響を及ぼすものである」とし、非正規雇用の研究者に対して全労働時間分の賃金未払いなど、全国の複数の大学での低賃金問題を含む申し立てについても調査中だとした。
ソース:news.com.au – Melbourne University fined almost $75,000 for threatening casual academics