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セクストーションでNSW少年自殺 ナイジェリアで男ら逮捕

【NSW8日】   昨年、NSW州のティーンエイジャーの少年がインターネット上の性的脅迫「セクストーション」を受けて自殺した。見知らぬ人物とネット上で会話するリスクについて、警察は注意喚起する。

自殺後、少年がオンライン上で見知らぬ人物とやりとりしていたとわかった。男は少年に対し、「500ドル支払わなければ、少年の個人的写真を少年の家族や友人と共有する」と脅迫していた。フレンドリーな内容で始まった会話は性的なものに変わり、少年は“衣服をまとっていない若い女性“と会話していたと信じていた。少年は、オンラインで男らとわずか6~7時間話した後に命を絶った。

NSW州警察のサイバー犯罪班がメッセージを追跡し、ナイジェリアと特定。連邦警察に提起し、南アフリカ共和国と連携してナイジェリア当局から情報を得た。NSW州警察は8日、ナイジェリアのスラムで先月、少年に脅迫を続けたとされる若い男2人が逮捕・起訴されたと発表した。男らを送還させる権限はオーストラリアになく、現地で対応される。

州警察によると、過去18か月で「セクストーション」被害は400パーセント近く上昇した。

マシュー・クラフト刑事局長は「少年は数週間から数か月にわたって脅迫されていたわけではない。わずか数時間だ。特定に狙われていたわけでもなかった」「犯罪者は複数のプラットフォームを使って多くのコミュニケーションを送り、反応を待ち、反応のあった相手とやりとりを開始する」と説明。さらに、若者に対し「ネット上の見知らぬ人物とのやりとりが急に性的な内容に変わったら、そこでやめて大人に話すべき」「恥ずかしがらず、警察に通報してほしい。セクストーションは非常に深刻な犯罪だ」「ナイジェリアでの逮捕から、警察が正義を求めてどこまで動くかわかるだろう」と注意喚起した。

ソース:news.com.au – Two Nigerian men arrested over alleged ‘sextortion’ case which led to Aussie boy’s suicide

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