【ACT11日】 オーストラリアの主要都市における第1四半期(1~3月)の戸建住宅と集合住宅の賃料額価格が過去最高に達したことが、不動産情報会社ドメインの最新調査で分かった。戸建て住宅では四半期ベースで過去17年間で最も急速な伸びを示し、集合住宅では11期連続の伸びとなり過去最高を更新した。
ドメインによると戸建ての賃貸希望価格の中央値は5.4%上昇(約30ドル増)の週当たり590ドルだった。パースは4.8%増の週当たり650ドルで年間上昇率は18.2%。シドニーでは週当たり750ドルで年間上昇率は13.6%に達した。
家賃が記録的な伸びを示す一方、空室率はホバートを除く全ての都市で減少し、シドニー、メルボルン、パースでは過去最低を更新した。
ドメインのリサーチ・エコノミクス担当部長のパウエル氏は、「国内の賃貸市場は家賃の上昇に終わりがないように見えるが、一部のサブマーケットではバランスが改善され家賃の伸びは鈍化するだろう」と述べ、年内には転換期が訪れるとの見解を示した。
ソース:abc.net.au-Australian renters face all-time high rents and record low vacancy rates after prices jump in March quarter