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キャッシュレス賭博試験実施 効果無し

【NSW11日】  NSW州ハンター地方ニューキャッスル郊外の飲食・娯楽施設、ウエスツ・ニュー・ラムトン(Wests New Lambton)で2022年10月から昨年6月まで実施された、キャッシュレス・ゲーミングの試験実施で、このテクノロジーがギャンブルを行う人の行動にほとんど影響を与えなかったことが分かった。

この試験では144台のゲーム機に新技術が導入され、プレイヤーはスマートフォンのデジタルウォレット(外部銀行口座に接続)からゲーム機に直接送金できるようになった。また、このテクノロジーには限度額の設定など、自主的で責任あるギャンブル機能が含まれていた。

最終報告は試験実施後のインタビューに基づき、アデレード大学のデルファブロ教授がNSW州の酒類賭博管制局に代わって作成。これによると、「最も一般的な回答はキャンブルに費やす時間や金額、ギャンブルのスピードにほとんど影響がないというものだった」と報告した。

ギャンブルによる弊害を予防・抑制する団体、ギャンブル革命同盟のベネットCEOは、試験には休憩を必要とするプレイ時間の制限や、カードに資金を追加する際にクレジットカードの使用を認めないなどの機能が含まれるべきとの見解を示した。

 

ソース:abc.net.au-Wests Newcastle cashless gaming trial report finds little change to pokies players’ behaviour

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