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議事堂レイプ事件 加害者の名誉棄損を却下

【ACT15日】   2019年に国会議事堂内で自由党職員の女性がレイプ被害に合った疑いで、被害者の女性とインタビューを行ったテレビ局とジャーナリストに対し、加害者とされる男性が名誉棄損で訴えた。連邦裁判所は15日、男性の無実の訴えを退けた。

マイケル・リー裁判官は15日、「可能性に基づいて、ブルース・ラーマンさんはブリタニー・ヒギンズさんをレイプしただろう」と述べ、ネットワーク・テン局とジャーナリストのリサ・ウィルキンソン氏は真実を伝えたと判決した。刑事上の有罪判決ではないが、ラーマンさんは故意に虚偽の証言を続けたとして数百万ドルの裁判費用を背負う可能性もある。

2022年、首都特別区域(ACT)の高等裁判所でラーマンさんは合意なしの性交を否定した。その後、ヒギンズさんの精神に及ぼす影響を懸念して再公判は行われなかったが、2021年の報道番組「ザ・プロジェクト」でヒギンズさんにインタビューしたテン局とウィルキンソン氏を相手に、ラーマンさんは名誉棄損で訴えた。

ラーマンさんは泥酔したヒギンズさんにさらに飲酒を勧め、同意を得ず性交に及び、途中で気づいたヒギンズさんがやめるよう求めても応じなかったとされる。リー裁判官は「ラーマンさんは危険な状態から逃れられたのに、またそこに戻る過ちを犯した」と述べた。

判決後、ウィルキンソン氏は「今日、連邦裁判所は私が真実を報道したと認めた」「今日の判決が全国の女性に強さを与えますように」と話した。

ソース:news.com.au – ‘Escaped the lion’s den’: Bruce Lehrmann eviscerated in 16 words

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