【NSW18日】 6人が死亡する殺傷事件から5日間が経過した18日、シドニー・ボンダイジャンクションのウエストフィールド・ショッピングセンターが再開した。店舗の営業は行われず、大勢の人が犠牲となった人を悼むために列を作り、厳粛な空気に包まれた。
事件ではQLD州出身のジョエル・カウチが生後9か月の女児と15人の女性を含む18人を刺し、NSW州警察の女性警察官によって射殺された。
同ショッピングセンターで働く女性は、悲劇的な事件が起きた場所に再び訪れることに慣れるため、幼い子供を連れて戻ってきたと話した。また別の男性は、「シドニーの誰もがボンダイジャンクションに来たことがある」と話し、ここにいるのは「奇妙」な感じがするが、犠牲者が「見えなく」ならないようにすることが重要と述べた。
同ショッピングセンター運営会社センター・グループのルサノウCEOは17日、再開時は小売営業は行わず、代わりに一般客が弔問に訪れられるようにすると発表。カウンセリングなどのサービスの提供を明かした。当日は、静寂の中で地域の人々が追悼の意を表することができるようにすると説明し、ウエストフィールド・ボンダイとセンター・グループのチームの賢明な努力を称えると述べた。同センターは19日から通常営業を再開する。
また、ウェイバリー市とNSW州政府は21日午後5時30分から、事件の犠牲者を追悼するキャンドルナイトをボンダイパビリオン南、ボンダイ・ビーチのドルフィン・コートで開催する。
ソース:news.com.au-People line up as Bondi Junction Westfield reopens for first time since deadly stabbing attack