【NSW18日】 NSW州のミンズ州首相は18日、シドニーで発生した2件の刺殺・刺傷事件をめぐり誤った情報や生々しい映像が出回ったことを受け、ソーシャルメディア大手各社に対し「警告」したこ。
シドニーでは13日にショッピングセンターで6人が殺害される事件、2日後にシドニー南西部の教会で刺傷事件が発生した。ソーシャルネットワークサービス(SNS)状には、血の海に横たわる遺体や警察が負傷者を蘇生しようとする画像などが共有された。
教会で発生した刺傷事件では、事件でトラウマを抱えた地域住民たちがネット上で共有された悪意ある情報に反応し、路上で激しい暴動が発生している。
ミンズ首相は、「警察が攻撃や破壊の脅威にさらされている宗教施設やその他の場所を守ろうとする一方で、悪意のある人物がコミュニティに分裂の種をまこうとSNS上に無責任なメッセージを投稿し、その結果として発生した暴動を抑制するのは不可能に近い」と述べた。さらに、ソーシャルメディアのプラットフォームは共有される内容に対し責任を負うべきであり、暴力的な内容について管理を怠った場合に厳しい処罰を科すような動きを支持すると述べた。
NSW州のローランド通信相は17日、「モスクや教会への被害に関する悪意ある情報が野火のように広がり、地域社会の緊張をあおっている」とし、生々しい暴力的な画像が事件発生から48時間後にウェブサイトで公開されていることを懸念していると話した。
ソース:news.com.au-‘On notice’: NSW Premier warns social media giants to moderate graphic and misleading information on their platforms
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