【NSW19日】 シドニーで配車アプリのウーバーを利用しようとした女性が昨年10月、名前が「不快感を与える可能性がある」という理由でウーバーの利用を禁止されていたことが分かった。女性の名前「スワスティカ」でサンスクリット語では「幸運」を意味する。女性は母国フィジーでは一般的な名前と説明している。
スワスティカ・チャンドラさんは昨年10月、ウーバーで食べ物を注文し支払いを行う段階で、「あなたのファーストネームは違反であり、アプリ上で名前を変更する必要がある」とメッセージが表示されたという。
テレビ番組「カレント・アフェア」に出演したチャンドラさんは、自身の名前がアドルフ・ヒトラーのナチスのプロパガンダの象徴とされるていることは理解しているとする一方、ヒンドゥー教徒はヒトラーが誤った使い方をする何千年も前からこの名前を使っていたとして、「誇りに思っており誰のためにも名前を変えるつもりはない」と話した。
同番組によると、ヒンドゥー評議会が介入し、NSW州検事総長の支持を得てチャンドラさんが再びウーバーを利用できるようになるまで5か月かかった。
一方、ウーバーはnews.com.auに寄せた声明の中で、「ウーバーはすべてのユーザーにとって安全で快適な環境を提供することを約束する」、「アプリに入力された名前が潜在的に攻撃的な単語を含む場合、ユーザーのアクセスを制限するポリシーを持っている」と説明。さらに、「名前には様々な文化的ニュアンスがあることを理解しており、各アカウントを公平に評価するため、ケースバイケースでこのような事件に対処している」とし、問題の見直しに時間がかかったことを認めチャンドラさんに謝罪した。
ソース:news.com.au-Sydney woman wins battle after Uber banned her over first name
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