【SA21日】 CommSecが発表した最新報告書から、オーストラリアの経済指標が発表され、意外な州が国内経済をリードしていることが明らかになった。
同レポートは、前四半期の州の経済活動を10年間の平均と比較したもので、SA州は、8つの主要指標のうち4つの指標でトップとなり、国内で最も経済が好調となっていることを示している。同州は、経済成長率(10年平均と比較して今四半期は9.1%増)、失業率(35.8%減)、建設工事(22.2%増)、住宅着工数で国内首位に立った。
また、TAS州の前四半期の住宅着工件数は2,660件(10年平均比8.6%減)に留まったが、2桁の減少を記録しなかった唯一の州で、過去10年間の平均と比較して17.6%減少し、住宅着工件数で次に好調であった。一方WA州は、好調な失業率(10年平均で32.2%減)、人口増加(125.1%増)、設備投資(34.5%増)を背景に、VIC州を追い抜いた。
CommSecのチーフ・エコノミストであるクレイグ・ジェームズ氏は、「全体として、金利上昇を受けて景気は減速しているが、堅調な人口増加と低い失業率に支えられ、総じて回復力を維持している」とし「SA州は、8つの指標のうち4つの指標で1位を獲得しているが、各指標の年間変化率が6位であることからわかるように、経済の勢いが弱まっている兆しもある」と説明した。
WA州は、相対的人口増加と設備投資の2つの主要指標で1位。QLD州は住宅ローンで1位、ACTは小売支出で1位だった。
ソース: news.com.au – Surprise state declared Australia’s best performing economy
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