【NSW26日】 オーストラリアのシドニーに拠点を置くソフトウエア企業、アトラシアン(Atlassian)は25日、第3四半期決算の報告に合わせ、共同創業者で共同最高経営責任者(CEO)であるスコット・ファーカー氏の退任を発表した。
ファーカー氏は創業から23年を経てCEOを退く決断をした。フォーチュン誌は昨年、共同CEOとして同氏の価値を約125億ドルと推定。アトラシアンの時価総額を789億4,000万豪ドルとした。
ファーカー氏は今年8月31日まで共同CEOを務めるが、取締役会のメンバーとして残り、特別顧問の役割を担うとみられている。また、共同CEOのマイク・キャノン=ブルックスは単独CEOとして引き続き指揮を執る。
アトラシアンはファーカー氏の退任について、「アトラシアンを設立し築き上げた貢献を数値化することは不可能だが、何万もの雇用を創出し、何十万もの顧客をサポートし、アトラシアンのソフトウエアによって生活を向上させている世界中の何百万人ものユーザーがそれを物語っている」と功績を称えた。
ファーカー氏は退任後、家族と過ごす時間を増やし慈善活動を通じ世界をより良くしていきたいとしている。
ソース:news.com.au-Scott Farquhar announces step down from co-CEO of Atlassian