【ACT29日】 スーパーマーケットの盗難防止用スマートゲートに手を挟まれ、けがをしたとしてソーシャルメディアに投稿が上がった。同ゲートに関し、「泥棒扱いされているよう」と批判の声も多く出ている。
ゴールドコーストのコールズ・パシフィックフェアで28日、女性が買い物の支払いを済ませて外に出ようとした際、スマートゲートが閉じた。持っていたコーヒーは買い物と床にこぼれ、手から出血もしたが、帰りのバスまで数分だったため帰宅したという。女性はその後、オンラインで苦情を訴えた。30日に診察を受け、レントゲンも撮るという。
Reddit(レディット)の女性の投稿に対し、複数の人が「同様にけがをした」とコメントした。今年初めにも、車椅子ユーザーの女性がスマートゲートに衝突している。
コールズは女性と連絡し、再発事故が起こることのないよう調査を行うという。
万引き件数の急増を受けて、コールズとウールワースはセルフレジの出口にスマートゲートを導入した。支払いを済ませた客にはドアが空き、万引きが疑われる場合にはドアが閉まる仕組みだが、支払い後にもかかわらず、ゲートが閉まって恥ずかしい思いをする買い物客も多い。主要小売店で導入された顔認識や免許証のスキャンは、買い物客を“犯罪者“のような気分にさせる一方、きちんと操作しないことも多く、批判の声が高まっている。
カリサ・マクホルムさんは今月初め、ベビーカーと赤ちゃんを抱えながらようやく支払いを済ませたところ、ゲートが閉まった。「私は奮闘しながら商品を全てスキャンしたが、誰も助けてくれない。このシステムは機能していない。買い物客を窃盗犯のような気持ちにさせないで」とティクトクに投稿した。
ソース: news.com.au – Coles ‘smart gate’ crushes shopper’s hand