【NSW2日】 オーストラリアやニュージーランドでユダヤ系学生が政治的立場を表明するよう要求されたり、脅迫や嫌がらせを受けているとして、ユダヤ系学生団体のオーストラレシア・ユダヤ人学生連合(AUJS)が連邦および州の教育相などに対し、サポートの充実や強化を求めていることが分かった。AUJSは2日に大学での抗議集会を計画している。
AUJSのノア・ロヴェン会長はユダヤ人学生たちが大学のイベントで標的にされたり、授業中に政治的立場を表明するよう求められているとし、「多くのユダヤ人学生が暴力に怯えず講義や授業に出席することが出来ないと感じており、受け入れがたい」と訴えた。
さらにロヴェン会長はニューヨークの大学でテントなどを設置し行われている抗議デモと同様の運動が、米国やオーストラリア、ニュージーランドなどの大学で行われていることを懸念していると述べた。米国コロンビア大学のニューヨークキャンパスで行われたデモでは学生らが警察と衝突し、100人以上が逮捕された。
AUJSはまた、連邦および州の教育相や大学の副学長らとの面談、大学によるサポートの充実とヘイトスピーチ対策の強化を求めている。
ソース:news.com.au-‘Simply not safe’: Jewish students feel targeted on campus